WineBottlerでPortableAppsを使う際に必要なDLLの確認方法

PortableAppsのMac対応は可能か

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PortableAppsのMac対応は可能か WindowsアプリにはPortableAppsという、USBに入れて持ち運べる(インストールいらずの)、無料で優秀なツール群をまとめたサイトがあります。 すべてではありませんが、Wine Bottlerを使うと、Windows用アプリをMac上でも割りと手軽に使えるようになります。 また、作成時に「Wineを内包させる」のチェックが入っていれば単体のアプリとしても動作するので、わざわざ他のマシンにWineを別途入れる必要がなくなるので便利です。 しかし、この際にアプリが必要なDLLが揃っていないと動きません。つまりアプリやDLLの依存関係をチェック(確認)する必要があります。 ■Windows側での確認事項 アプリが必要とするDLLを調べる Dependency Walkerにアプリを投げ込むと、アプリが動作するのに必要な(依存する)DLLが表示されます 詳しい使い方 Dependency Walkerの日本語化パッチ 必要なDLLを一覧でテキストに保存する [表示]-[フルパス表示]にして「モジュール」一覧をすべて選択してコピーします "list.txt"といったファイル名で上記の一覧をペーストして保存します バッチファイルを使って、テキスト保存されたDLL一覧をコピーする コピー先のフォルダを作ります。(例: "C:\TEST") 新規テキストに下記内容を記入して、バッチとして保存する。(例: "C:\listcopy.bat") ▼バッチの内容 FOR /F %%i in (list.txt) do copy %%i "C:\TEST" アプリと同じ階層にコピーする 上記のバッチファイルをダブルクリックするとコピーが始まる ■Mac側の作業 WineBottlerで作成したアプリにコピーしたDLLを追加 Mac側のアプリを右クリックして「パーッケージの内容を表示」 [Contents]-[Resources]-[drive_c]-[Program Files]-(アプリのフォルダを探す) アプリと同じ階層に、Win側でコピーしたファイルをコピーする ただ、WineBottlerが内包しているWineのバージョンって古いので、最新のバージョンのWineを使いたい場合は"Wineskin Winery"がいいと思います。 2012/03/31追記:”Wineskin Winery”を使った別記事を作成しました。併せて参考にしてください。