Pogoplugのアクティブ・コピーの挙動

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バックアップ(アクティブ・コピー)の挙動チェック ■バックアップフォルダの選択 ローカルの共有フォルダと、Pogoplug機器(ハード)の共有フォルダでチェック ローカル側の共有フォルダをPogoplug機器側の共有フォルダにバックアップ → できない Pogoplug機器側の共有フォルダをローカル側の共有フォルダにバックアップ → できる ロカール側の共有フォルダを他のユーザの共有フォルダにバックアップ → できない Pogoplug機器側の共有フォルダを他のPogoplug機器の共有フォルダにバックアップ → 未検証 ∴Pogoplugソフトウェアだけではバックアップ(アクティブ・コピー)できません。プレミアムアカウントでもNGです。 ■ファイルのコピー(追加) ローカルに追加 → バックアップ先にも追加される バックアップ先に追加 → ローカルにも追加される ■ファイルの削除 ローカル側を削除 → バックアップ先は健在 バックアップ側を削除 → ローカル側は健在 ∴非可逆コピー的な動作をします。同期ではありません。 詳細と所感 前回、Pogoplugはインターネットを通じて、ネットワーク共有フォルダを簡単に実現するソフトであり、ファイル共有サービスであることをお伝えしました。 そこで言及したのが、オフライン状態やサーバダウン時には使えないという問題点です。ここがDropboxと大きく違うのですが、PogoplugをよりDropbox風に使うために「アクティブ・コピー」という機能があります。これは、共有されたフォルダの中身を、他のPogoplug機器(デバイス)の共有フォルダにコピーしてくれるという機能です。 この機能を使って、ローカルとPogoplug機器(ハード側)に、なんちゃってDropbox用の共有フォルダを作成し、Pogoplug側の共有フォルダをローカル(自分のマシン)の共有フォルダにバックアップする設定をします。 つまり、ローカル側の共有フォルダにファイルをアップすると、Pogoplug機器側にもファイルがアップされ、自分がオフラインでも他の人がアクセスできます。 また、他の人がPogoplug機器側にファイルをアップすると、自分がオンラインに戻った時に、ローカルのフォルダにもコピーされます。 これによって、なんちゃってDropbox風に使えるようになります。 なんちゃってというのは、上記調査票のように、Pogoplugではいわゆる「同期」は行えません。つまり「片方を削除すると、もう片方も削除される」といった同期動作です。 バックアップ先は常にオンラインにいないといけないので、Dropbox風に使いたい場合はPogoplugソフト+PCではなく、Pogoplugハード(専用機)が必要になりますし、片方を消しても、もう片方では残っているので、「同期」という意味ではDropboxに軍杯があがると思います。 しかし、このアクティブ・コピーですが、実は Pogoplugの新しいバージョンでは半分なくなっています。(苦笑) どういう事かというと、アクティブ・コピーの実際の動作である「バックアップ」に用語が統一されて行くようで、Pogoplugソフトの設定にある「バックアップ」では「アクティブ・コピー」と表現されています。しかし、機能は残っているので安心してください。 バックアップしているだけなのに、アクティブ・コピーと言うから、さも「同期」してくれると誤解を招くと思うのですが、「アクティブ」つまり現在存在するファイルのみコピーするという意味で捉えるとわかりやすいかもしれません。 一方向にしかコピーできない、安いバックアップソフトを両方に入れているような感じですね。 今回の記事も、それにちなんだ調査結果を残したくて作成しました。